僕の強迫性障害の加害恐怖とは?体験談ブログ
僕の強迫性障害の加害恐怖とは?
- 他人に被害を与えるのではないか
- 人をひいてしまったのではないか
- 新聞やテレビでニュースになっていないか
- 他人に何か迷惑をかけてしまうのではないか
強迫性障害の加害恐怖とは、他人に何か被害を与えてしまうのではないかと、過度に不安になってしまう症状です。
強迫性障害の僕は、他人への加害恐怖があり、周囲の人に迷惑をかけてきました。
本ブログでは、子供の頃から発症していたと思われ、40代になり強迫性障害と診断された、症状や体験談を書いています。
目次
他人の顔写真が悪用されたらどうしよう
ホームページ関連の仕事もしていた僕は、クライアントに「何か迷惑をかけてしまうのではないか?」と常に強い加害恐怖がありました。
例えば、お客様の体験談で使う顔写真があったのですが、クライアントがお客さんに、しっかりと許可をとりホームページに掲載しているにも関わらず、僕は「この顔写真が悪用されてしまったらどうしよう!」と不安になり工夫をしていました。
顔写真の悪用どころか、この顔写真が拡散され、犯罪に利用されてしまったりして、本人の命に関わるようなことにならないか不安になるのです。
そこで、クライアントに「顔写真をホームページから削除するよう」提案し、失礼で嫌な思いをさせてしまいました。
車で人をひいてしまったのではないか?
車を運転中によくあるタイヤの溝に挟まった小石が外れて「カラン」と鳴る音が「人をひいてしまったのではないか?」と時間が経つに連れ不安になり、Uターンし戻ってしまいます。同乗者には良い迷惑をかけていました。
時には、若い頃に運転中、ラジオの雑音が、本当に何となく、人の悲鳴のように聞こえたような気がして、人をひいてしまったのでは?とUターンし何度も戻って確認し、それでも不安で新聞やテレビでニュースになっていないか?不安になったことがあります。そんなわけないと思うのですが後から、どんどん不安になるのです。
窓ガラスが落ちて大事故になるのでは?
車を売却するときに起きた、強迫性障害の加害恐怖ですが、リアの窓ガラスの周囲の一部が錆びてたのです。
「この錆びが広がり窓ガラスが落ちて、いずれ大事故になるのでは?人の命に関わるのではないか?」と過剰に不安になり、売却店の担当の人に何度も説明し、更には残るようにメールも送っておくという徹底ぶりで迷惑をかけたと思います。
パソコンの初期設定を頼まれても断る
知人にパソコンの設定をしてほしいと頼まれましたが、後々パソコンがウイルスに感染したり、ハッキングされたりなどで、迷惑をかけるのではないかと不安になり怖いので断りました。
例えば、セキュリティ対策もしておかないと、後から迷惑をかけるとか、メールの設定でもポートが暗号化の設定になっていないと、後々迷惑をかけるのでは?などがあり、任せられてしまったら過呼吸になってしまいます。
クライアントが訴えられたりしないか?
若い頃に、フリーでグラフィックデザインの仕事をしていたのですが、その頃に何も考えずに使っていた、フリーフォントが、強迫性障害の加害恐怖で、非常に悩まされました。
フリーフォントを利用して、制作したデザインが、多々あったのですが、ある日に突然、「商用で利用してもいいのか?」非常に不安になりました!
僕が、フリーフォントを利用して制作した、デザインを納品したクライアントに、商用利用不可だった場合に、後からクライアントが訴えられたりしないか不安になるからです。
そこで、様々なサイトのフリーフォントを利用していたのですが、一件一件のサイトの運営者に連絡をとり、事情を説明し許可をとることになりました。なかには、お問い合わせ先が記載されていないサイトもあったのですが、執念で検索しまくり、電話番号を探し出し連絡をしたことも記憶してます。
連絡がなかなか取れない時は、過呼吸になるくらい不安になりました。
結局みなさん、驚いた感じもしましたが、気持ちよく許可してくれて安心しました。迷惑をおかけしました!!
電話の場合は録音をし、メールの場合はしっかりとバックアップをとり、証拠を残していたのですが、また後から不安になり見直したりしていました。
それからは、フリーフォントに関わらず、何か利用する時は、利用規約を何度も何度も読み返して不明点は必ずお問い合わせして、許可をとってから利用するようにしています。
とはいえ、強迫性障害の加害恐怖が邪魔をし、後から迷惑がかからないか、不安になり、何度も利用規約を確認し一語一句、読み方により別の意味になるなどと不安になる始末でした。
今は、無料イラストの素材サイトを運営しているのですが、稀に僕のように長文で不安な様子が伺えてる方がおられます。その時は気持ちが分かるので、不安にさせないよう配慮しご返信しています。
まとめ
このように、僕の強迫性障害の加害恐怖は妄想的なことが多く、精神的にとても疲れる人生です。できれば、無神経に生きていきたいのが理想ですが、どうしても難しいです。
おそらく結果的に、僕が行ったことで自分に被害がないかが不安になるのだと思います。
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