強迫性障害は無視しても大丈夫?体験談ブログ

強迫性障害

強迫性障害の僕の経験上、無視しても大丈夫か?を書かせていただきます。

僕の場合は、強迫性障害の末期の頃は、結婚していました。
ですので、強迫性障害の症状を、巻き込みするのは元妻でした。

強迫性障害の僕は、不安が出ると自分で解決する前に、まずは元妻に相談することが多かったです。

もし、この段階で無視をされていたら、大丈夫ではなく、パニックになり怒っていたと思います。

僕は元妻に「これ問題ないと思う?」と質問すると「うん、問題ないよ」と答えてくれて、強迫性障害を治したい僕は、「普通の正常の人なら、これは問題ないの?」と質問したりしていました。元妻は「正常の人なら、かなり小さな問題だよ!」と教えてくれました。

そんなことを、何度も繰り返していました。

しかし、強迫性障害の僕は、それだけでは済まなく「何で問題ないか?」を質問しまくります。
すると、元妻は不機嫌のなりながらも答えてくれますが、時には我慢の限界でブチギレていました。
生まれてからキレたことが無いという元妻を追い詰めてしまったのです。

ある日、元妻は「私の方が、精神科に相談しにいきたい」「私は医者じゃないから分からない」という言葉も言っていました。ふと見ると涙を流していたこともありました。

このような状態でしたので、僕は元妻のためにも質問しないほうがいいと思うようになります。
しかしながら、強迫性障害の不安がくると、ついつい元妻に質問してしまいます。

結論、いつも「問題ない」が答えになります。
僕も分かっているのですが、僕が悩んでいる心配事は「問題なく、放置しても何も起こらない事」なのです。
ですが、強迫性障害の僕からすると、「問題が起きて、最悪の状況まで、シミュレーションしてしまうのです」

このように、元妻を僕の強迫性障害の症状に、巻き込みがとまらないなか
元妻も一緒に精神科に通う、日々が一時ありました。
強迫性障害という病気を、理解したいという気持ちから、一緒に精神科に通うことにしたのだと思います。

精神科の先生に元妻は「私が強迫性障害を理解していないので反省しています」ということを言っていました。

そんな中で、先生は「奥さんに相談するのではなく、私に質問してください。何か不安があれば、直ぐにここに来てください!」と言ってくれました。

ですので、どうしようもないときは、精神科の先生のところに質問しに行ったときもありました。
やはり、元妻の時と同様に「問題ない」ということになります。
しかし、精神科の先生のところに質問しにいくと、多少の時間がかかってしまうので、直ぐに解決させないと済まない僕は、引き続き元妻に質問します。外出中はメールで質問したこともありました。
相変わらず答えは「問題ない」のです。

このやり取りを、1年〜2年くらい続けていくうちに、質問が減ってきたのです。

僕の頭の中で、まずは質問することにより、「迷惑をかける」ということと同時に、「問題ない」という言葉がインプットされ、これを質問しても、「きっとこのように答えてくれるだろう」ということが頭に浮かび、質問せずに自分の中で解決できるようになってきました。

離婚した今でも、心配が現れることが稀にありますが、その時の言葉が頭に残っており、「普通の正常の人なら、これは問題ないのだ!」と、瞬時に脳をシャットダウンして忘れることができるようになりました。

「強迫性障害を無視しても大丈夫?」と聞かれたら、僕の場合は無理でした。
無視をされたら見放された気がして、パニックになっていたと思います。

というよりも、「強迫性障害を無視しても大丈夫?」と聞かれたら、もし無視をされていたら、今このように、このような症状に関しては、治ったという結末になかったと思います。

僕の場合は、元妻がいたので「強迫性障害を無視しても大丈夫?」という問題に至るのですが、もし一人だったらと思うと、自分で解決するしか無かったのだと思います。しかし、一人で解決できたのかは疑問ですが・・・。

元妻がいたから、強迫性障害の僕は、恵まれた環境にあったのかもしれません。
元妻には大変な迷惑をかけたと反省しています。でも感謝しています。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。